2025年9月18日木曜日

【お願い】茶論96号掲載個人活動報告提出のお願い

京都府支部会員の皆様 
茶論第96号掲載の活動報告について
NPO法人日本茶インストラクター協会会報誌『茶論』第96(蔵出)号は、2025年11月頃の発行を予定しております。2025年7月、8月、9月に個人で実施された活動について、規定フォーマットに準じて報告頂きたく、ご協力お願い致します。
尚、京都府支部としての活動は、事務局にて取り纏め報告させて頂きます。支部活動は『茶論』紙面掲載、個人活動は本会ホームページ掲載となります。又、お知らせ頂いた活動は、特にお申し出の無い限り、京都府支部通常総会資料活動報告に掲載をさせていただいております。
◆個人活動報告:『7月~9月末日分』を報告フォーマットの通りExcel形式で簡潔におまとめ下さい。個人名はフルネームで記載して下さい。尚、報告フォーマットが必要な方はお手数ですが支部事務局に申請をお願い致します。
◆締切:令和7年9月29日(月)までに京都府支部事務局へ
*支部で一括して本会に送信しますので、締切厳守でお願いします。
*締切日までに報告が無かった場合は掲載に間に合いません。
*活動報告は本会正式資料として使用します。例)行政府への業務実施報告用等。
*掲載紙面の都合上、『個人の活動報告』は、会員ページへの掲載になります。NPO法人日本茶インストラクター協会の会員ページで各自ご確認お願いします。
◆送付先:nihoncha-inst.kyoto@car.ocn.ne.jp 京都府支部事務局
◆2025年度活動報告スケジュール
下記日程で予定しております。
93号(新春号) 10~12月分報告締切:1月上旬                  94号(新茶号)  1~3月分報告締切:3月下旬
95号(涼茶号)  4~6月分報告締切:7月上旬
96号(蔵出し号) 7~9月分報告締切:10月上旬

   

【活動報告】京都府支部創立20周年記念講演会

日本茶インストラクター協会 京都府支部 
創立20周年記念講演会 

1.日時 令和7年9月14日(日)13時半~
2.場所 全農京都
3.講師 桑原善助商店 代表取締役 桑原秀樹氏(初代関西支部長)
4.出席者 50名(役員除く)
5.内容

講演「日本茶インストラクター協会誕生秘話と茶業のこれから」

「日本茶インストラクター協会誕生秘話と茶業のこれから」と題して、桑原氏にご講演いただきました。日本茶インストラクターは、全国茶業青年団がなければ生まれていなかったというお話から始まりました。京都茶業連合青年団(京都だけ「連合」と言う名が付いている)が京都府内でどのように分かれていて、どのような活動を行ってきたか、という事を詳しく説明されました。次に1925年に京都府茶業研究所が設立され、その時期が手揉みから機械化への過渡期でもあったため、茶研の果たした役割はとても重要でした。機械化は静岡が先行したのですが、大量に普段使いクラスのお茶を作る静岡と違い、京都はもっと高品質のお茶を少量で作ることを目的にして工夫されたそうです。インストラクター制度自体は、1994年に、ある企業が社内に日本茶の資格制度を新設すると発表した事に危機感を持ち、長年同じような思いを抱いていた人達が公的な資格制度を作るために奔走し始めたという事です。桑原氏はじめ京都の森田氏、静岡の小島氏、東京の今井氏、繁田氏など、茶業界では非常に有名な方々の実名を入れて教えてくれました。2泊3日の合宿などの集まりを何回も行い、具体的なプランを練り上げ、仮称「日本茶アドバイザー制度設立準備委員会」を経て、現在に至っています。





日本茶飲み比べ

今年のお茶の相場が高騰し、危機感を持っている人が多い中、桑原氏もその一人で、2023年度のお茶と今年のお茶(主に玉露と冠せ茶)を各10種ずつ試飲しました。それぞれに値段や茶種が書いてあるのですが、どれがどれか全くわからず、参加者の皆さんはとても熱心に味見をされていました。終わった後、楽しかった、有意義だったという声が多く聞かれました。


日本茶インストラクター協会京都府支部
 

2025年9月16日火曜日

【スタッフ募集】宇治茶ふれあい教室

 日本茶インストラクター協会京都府支部
「宇治茶ふれあい教室」スタッフ登録者様 
京都府茶協同組合
平素は本組合の事業推進に、格別の御支援、御協力を賜り厚くお礼申し上げます。つきましては、「宇治茶ふれあい教室」を下記により実施いたしたいと存じますので、スタッフとして参加を御希望の方は mailkitamura@kyocha.or.jp 北村宛てに御連絡ください。
また、参加者が多数の場合は組合事務局にて決定いたします。
通知については電話又はメールで御連絡いたしますのでよろしくお願いたします。御多用のところ、誠に恐縮に存じますが、御協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。
1 会場 京都府立西乙訓高等学校
  (京都府長岡京市下海印寺西明寺41)
・日程  令和7年10月7日(火)
・時間  現地集合10時00分  解散16時00分(予定)
・対象  高校2年生57名(2クラス)
・内容 ・お茶の歴史や種類に関する簡易的な講義(約15分)
    ・玉露の淹れ方教室(約35分)
   ※座学については事務局が担当します
・募集  日本茶インストラクター3名
・謝礼  有り(交通費別)
・昼食  ご持参ください
・駐車場 有り
※募集締切 令和7年10月5日(日)
※お願い:京都府支部にスタッフ登録がまだの方は、お手数ですが申請をお願いします。詳細は京都府支部事務局 nihoncha-inst.kyoto@car.ocn.ne.jp

2025年9月12日金曜日

【スタッフ募集】北野大茶会~きょうとまるごとお茶の博覧会グランドフィナーレ(R7-10/11)

京都府支部会員各位 受付終了しました









京都でふれるお茶のこころ「北野大茶会」~きょうとまるごとお茶の博覧会グランドフィナーレ~で、宇治茶体験スタッフを募集します。皆様の御協力をよろしくお願い致します。
※きょうとまるごとお茶の博覧会の一環
◇主催 京都府、京都市
    きょうとまるごとお茶の博覧会実行委員会
    日本茶インストラクター協会京都府支部
◇日時 令和7年10月11日(土)
     (10:00-16:00)
◇会場  北野天満宮境内
    京都市上京区馬喰町 
◇対象 一般来場者
◇募集 4名
◇内容 宇治抹茶体験、煎茶体験
◇応募条件 日本茶インストラクター 
◇謝金 あり(交通費別途)
◇締切 令和7年9月末日
◇其他 詳細は決定された方にご連絡します。
    協会名札と協会エプロンを準備願います。
    公共交通機関で来場下さい。
◇北野大茶会特設サイト北野大茶会
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◆以下リンクからお申込みお願い致します。
https://forms.gle/MBcdh7r6A1mANTFk9
◆日本茶インストラクター協会京都府支部
TEL 090-3625-6512 (事務局)

2025年8月12日火曜日

【ご案内】京都府支部創立20周年記念講演会

NPO法人日本茶インストラクター協会
会員各位  受付終了


日本茶インストラクター協会 京都府支部
設立20周年記念講演会 

趣旨 京都府支部設立20周年を記念して、協会の設立から携わってこられた桑原氏をお招きし
発足に至った思いや経緯と設立にあたっての苦労話をお聞かせいただきます。また、今後の協会に期待されることや今年の未だかつて経験したことの無いような高値相場をからめて、これからの茶業界、ひいては日本茶の向かうべき方向をご教授頂きたく思います。
協会の生い立ちを聞いて、そのような中で設立された協会に参画できる有益性を感じて会員の皆様には今後の積極的な事業への参加を期待するものです。これからのインストラクター活動においての一助になるお話がたくさん聞けると思います。ぜひご参加をお願いいたします。


講演 『日本茶インストラクター協会誕生秘話と茶業のこれから』
講師 桑原 秀樹氏 桑原善助商店 代表取締役 
日時 令和7年9月14日(日)
   13:30〜15:30
場所 全農京都 宇治茶流通センター
   2F入札会場
   京都府城陽市寺田塚本111-5
アクセス(google map)
募集定員 50名(先着順)
   定員になり次第締め切ります
締切 9月5日(金)
会費 500円 当日持参下さい
内容 講演をいただいた後、休憩をはさみ今年と昨年の茶葉を比較し今年の異常相場を検証し、今後の展開を考えてみます。

プログラム
↓タイムスケジュール調整済
受 付 13:00
講 演 13:30〜14:30
休 憩 14:30〜14:40
交流会 14:40〜15:30
閉 会 16:00予定

交流会では講師の先生との交流は、もちろんですが会員相互の交流も図りたい。今年の前例のない相場展開の実情が分かる資料茶を桑原氏に依頼して解説してもらい今後の展開をお聞きしたいと思います。

§申込み方法
以下応募フォーム、一人ずつ送信下さい
問合せ:京都府支部支部長 仲井
京都府支部ウエブ

2025年7月29日火曜日

【活動報告】茶話会2025~品種茶を味わう 

日本茶インストラクターが伝える宇治茶の魅力シリーズ
日 時  令和7年7月27日(日) 13:00-16:00
場 所  文化パルク城陽 第3会議室
参加者  30名
今年も、お茶に興味のある方々が集まって、自由に交流ができる機会を持つことを目的として茶話会を企画しました。

日程は、講演と茶話会で構成しました。講演は、宇治茶業界を担う若手の生産農家さんに茶業への取り組みについて話していただきました。茶話会は、5種類の品種のお茶を淹れ、飲み比べをした後、お好きなブレンドを作ってもらい味わうという交流会を持ちました。お茶とお菓子を囲んで、飲み比べたお茶の感想や日頃のお茶への思いを意見交換していただきました。講演も面白く、お茶もお菓子も美味しく活発な交流がなされました。
■講演「10年先を見据えた茶業の取り組み」
和束町茶生産農家の中尾祐亮先生より、お茶の価格の推移やお茶作りへの思いを熱くお話をして頂きました。ご講演の中で昨今の宇治茶の現状として次のようにお話頂きました。
・インバウンドの効果により抹茶の需要が高まる
・海外輸出では高級な抹茶が好調
・在庫確保のために大手の茶問屋がお茶を高値で取り合う
・農家は喜んでいるが茶問屋は価格が高騰により思うように仕入れられず困っている
茶生産農家である中尾先生は高値は喜ぶことだが、急激な価格高騰で消費者がお茶から離れていく可能性を感じ、複雑な心境であるとお話しされました。
参加者皆さん熱心に聞き入っておられ、質疑応答も活発に行なわれました。
■茶話会
5グループに分かれ5品種のお茶を同条件で飲み比べ
品種と淹れ方は次の通り(全てR7年産木津高校かぶせ茶荒茶)
品種:やぶきた、うじひかり、さみどり、
ごこう、おくみどり
淹れ方:茶葉10g・湯温70℃・湯温70℃・浸出時間60秒

最初に、茶葉の外観を見たり香りの違いなどを観察し,同じ方法で淹れた5品種のお茶を飲んで、品種の滋味や香気をメモしました。感じた事などをグループ内で話し合い、どのようなブレンドにするか考え実践して頂きました。その後、ブレンドされたお茶を飲み比べてグループで感想など出し合い、交流を深めました。

5品種を比べてみると、同じ条件で栽培製造され、同じ条件で淹れたお茶なのに水色に違いが見られたり味や香りに違いがあることに驚きを隠せない参加者もおられました。交流は、和気あいあいと活発な意見交換ができました。今後も引き続き、お茶好きの方々が気軽に参加できお茶好きの輪が広がるようなイベントを企画していきたいと思います。

~実施したアンケート~ (感想)
・講演について
「農家の現状がよく分かった」「茶業を支える若者の話が聞けて良かったし頑張って欲しい」「お茶の価格の変動に驚いた」
・品種茶の飲み比べ、ブレンドについて
「お茶のブレンドは中々出来ない体験なので良い機会でした」「お茶を介して世代を超え交流が出来てとても楽しかった」「ブレンドによって味が変化し奥深くなった」
















◆公益社団法人京都府茶業会議所
令和7年宇治茶振興助成事業

2025年7月26日土曜日

【スタッフ募集】大阪・関西万博展示説明(R7-10月)

京都府支部会員の皆様 
受付終了しました。沢山のご応募有難うございました。
次の要領でスタッフを募集します。
皆様の御協力を宜しくお願い致します。

日  程 令和7年10月6日(月)-13日(月) (8日間)
場  所 関西広域連合パビリオン京都ゾーン(大阪市此花区夢洲)
展示内容 伝統の本ず被覆茶園と現在の寒冷紗被覆茶園の比較展示

募  集 日本茶インストラクター認定者
     延べ16名
     (1日2名x8日間)
言  語 主に日本語、外国語
勤務時間 午前担当(9:00-14:00)
     午後担当(13:00-18:00)

業務内容 来場者への覆下茶園の説明等
①5分程度の覆下茶園の説明(1日8回程度、各日5時間)
② 説明後の対応(質問があれば対応)約5-10分間

特記事項    8月中旬以降、入館証手続き申請開始
     9月中下旬に事前打合会議を実施
     (覆下茶園の説明書配布)

謝  金 有り(交通費別途)
     京都府茶業会議所の規定準拠
締  切 2025年8月10日(日)
  
其  他 シフトイン依頼決定は8月中旬頃案内予定。
     詳細は決定された方にご連絡します。
     協会名札,協会エプロンを準備下さい。
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◆以下リンクからお申込みお願い致します。
https://forms.gle/3MfD5mN4XKEgMN5J7
◆日本茶インストラクター協会京都府支部
TEL 090-3625-6512 (事務局) 

【ご報告】令和7年度初任者研修会実施

日時:2025年6月14日(土)10:00~17:00
場所:京都府茶業会館(京都府宇治市)

NPO法人日本茶インストラクター協会の関西ブロック所属会員初任者研修会が行われました。インストラクターに認定された方が初めて研修をうける内容で、全国各ブロックごとに毎年レジメに従い実施されています。関西ブロックでは26期生(24・25期)を対象に開催されました。最後に、グループごとに作成されたレッスンプランを協力して個性豊かに発表下さいました。




2025年7月17日木曜日

【ご案内】京都府支部令和7年度事業計画及び進捗状況

  
日本茶インストラクター協会京都府支部
       令和7年度 事業計画(2025.9.16現在)
 
■日本茶インストラクター協会会員及び一般の方対象
★交流事業 茶話会~品種茶について【終了】
  日程:2025年7月27日(日) 13:00-16:00
  場所:文化パルク城陽会議室
  講師:京都府和束町茶生産農家
  定員:30名
★茶香服大会 五種五煎
      日程:20262月 京都府支部通常総会 同時開催
      場所:宇治茶会館大ホール
  定員:60名           

■京都府支部主催事業 日本茶インストラクター協会会員対象
★交流会 オンライン新認定者歓迎会 【終了】
    日程:20254月26日(土)10:00-11:00
  形式:ZOOMオンライン 
 (近日、京都府支部所属新認定の方に案内)
  対象:日本茶インストラクター、日本茶アドバイザー
★創立20周年記念講演会【終了】
  日程:2025年9月14日(日)
  講師:桑原善助商店 桑原秀樹氏
  場所:全農京都茶市場
★研修会 茶産地研修~茶の湯のふるさとを訪ねて堺市
      日程:2025年11月16日(日)【開催日決定】
  テーマ:茶産地研修~茶の湯探訪堺編
  行程:日帰りバスツアー
     京都出発-大阪堺市(大山公園庭園、さかい利晶の杜、
     千利休屋敷跡、南宋寺他)-京都帰着
  定員:30名

*上記は予定です。情勢により内容・講師等変更になる場合がございます。詳細決まり次第、本ページを順次更新していくと同時に以下にてご案内を致します。
Instagram: nihoncha.inst.kyoto 
日本茶インストラクター協会京都府支部 事務局
611-0021 京都府宇治市宇治折居25-2 宇治茶会館内
TEL 090-3625-6512   MAILnihoncha-inst.kyoto@car.ocn.ne.jp

【スタッフ募集】宇治橋通りわんさかフェスタ(R7-10/25)

京都府支部会員各位  受付終了しました
宇治橋通り笑顔がいっぱいわんさかフェスタの呈茶スタッフを募集します。お忙しい中ですが、皆様の積極的なご応募をお待ちしています
イベント:宇治橋通りわんさかフェスタ
日程時間:2025年10月25日(土) 10:00-17:30
集合解散:現地9:00集合 18:00頃解散予定
場所: 宇治橋通り商店街一体(宇治橋西詰から御旅所界隈)
    雨天決行(荒天中止)     
交通: JR奈良線宇治駅から徒歩約3分
    京阪宇治駅から徒歩約7分
対象: 一般来場者・観光客(当日受付)
募集: 2名(イベント経験の有る方)
条件: 日本茶インストラクター、日本茶アドバイザー
テーマ:宇治茶を学びながら宇治のご当地グルメを味わう 
内容: 宇治茶の説明、急須でお茶を淹れる
    詳細確認中
謝金: 有り(交通費別途)
応募: 以下フォームにてお知らせ下さい
***********
※応募多数の場合はご希望に添えない場合がございます。
※確定後、実施3日前迄に連絡表にて詳細をお知らせいたします。
※何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。
******************
◆京都府支部事務局連絡先: 090-3625-6512
******************
主催:宇治市観光協会、宇治市商工会議所
共催:宇治市商工会議所 京都宇治ご当地グルメ宇治茶漬け協議会
特別協力:宇治市
******************

2025年6月22日日曜日

【活動報告】創立20周年記念総会及び茶香服大会

日本茶インストラクター協会京都府支部
創立20周年記念(第21回)総会、茶香服大会実施報告
開催日時:2025年2月22日(土)
開催場所:宇治茶会館









Instagram: nihoncha.inst.kyoto 
日本茶インストラクター協会京都府支部 事務局
〒611-0021 京都府宇治市宇治折居25-2 宇治茶会館内
TEL 090-3625-6512   MAIL:nihoncha-inst.kyoto@car.ocn.ne.jp

2025年5月2日金曜日

【お知らせ】宇治茶ムリエ講座実施のご案内

(京都府山城広域振興局からのお知らせを掲載します)

今年度も宇治茶ムリエ講座を、対面式とオンラインの両方で開催します!各講座開講日の2ケ月前から申込受付開始。まだ宇治茶ムリエ講座を受講されていない方、ぜひこの機会に宇治玉露の美味しい淹れ方や宇治茶の歴史・文化を学んでいただき、急須でお茶する生活を楽しまれるきっかけとしていただけたら幸いです。詳細につきましては下記ウェブサイトをご覧ください。

2025年4月26日土曜日

【活動報告】京都府支部オンライン歓迎会・活動説明会

4月26日(土)午前、京都府支部所属の日本茶インストラクター26期生、日本茶アドバイザー25期生オンライン歓迎会・活動説明会を実施しました。
新認定会員5名、支部役員5名がお気に入りのお茶を飲みながら、自己紹介やこれからやってみたいこと等について話しながら和やかに交流しました。
今年度の新茶入札会場である全農京都宇治茶流通センターから生中継をしつつ参加された支部役員の皆様、他にないスペシャルな経験をさせていただき、有難うございました。本日は新任認定皆様のフレッシュな思いを聞かせていただき、我々も気持ち新たに頑張っていこうと思いました!京都府支部では楽しい企画や活動の機会が多くありますので、今後とも積極的なご参加をお待ちしています。

2024年9月21日土曜日

【活動報告】セミナー「お茶を使った料理とティーマッチング」

主催 日本茶インストラクター協会京都府支部
日時  令和6年9月8日(日)13:30-15:30
場所  宇治茶会館第二会議室
講師  田中良典氏 「京料理 鳥米」六代目当主
演題  『お茶を使った料理とティーマッチングについて学ぼう』
参加者 30名

日本料理からみたお茶の魅力と、お茶を料理の素材として活用する方法など、お茶の様々な可能性についてご講演いただきました。お茶を出汁としてとらえられている点に新鮮さを覚えました。その後、お茶を使ったお料理を試食しながら、5種類のお茶(玉露、かぶせ茶、煎茶、ほうじ茶、玄米茶)とのマッチングを楽しみました。講演内容は、五感や五味とは、旨味の秘密や代表的な旨味成分、料理人からみた宇治茶等にについて、わかりやすく説明していただきました。たいへん興味深い内容でした。

<料理人の目線から見た宇治茶の使い方>
① 碾茶:うま味と苦みのバランスが良く色もきれい。お茶感もしっかりある。
② 玉露:うま味をたっぷり感じられる。余韻に浸ることができ、だし汁に一番近い。
③ 煎茶:茶葉の活用がしやすく、香りも良い。
④ かぶせ茶:さわやかさがあり、炭酸など酸とよく合う。
⑤ ほうじ茶:香ばしい香りが食欲を誘ってくれる。食中の油分を取り除いてくれる。
⑥ 玄米茶:玄米がしっかりと主張する中で食前の口の中をすっきりさせてくれる。
<ティーマッチング>
用意していただいた料理とお茶を飲み比べて、それらがどのように合うか評価しました。提供いただいたのはお茶を隠し味に利用した焼物・煮物・酢物・揚物・水物(5種)で、一品ずつ素材と茶の組合せのコツを伺いながら試食し、5種類のお茶(玉露、かぶせ茶、煎茶、ほうじ茶、玄米茶)とのマッチングを楽しみ、自分が感じたままを評価シートに記入していきました。

*美味しい調味料の割合(黄金比)

  だし汁:みりん:しょうゆ 

 11 : 1 : 1

*水分の多い料理は玉露や煎茶、油脂の多い料理には焙じ茶や玄米茶が合うのではないか?

参加者からの質問が多く、宇治茶の奥深さと可能性を発見したセミナーとなった。これを契機に幅広く宇治茶ファンが増えることを願います。

公益社団法人京都府茶業会議所令和6年度宇治茶振興助成事業

2024年7月29日月曜日

【活動報告】茶話会2024 ~お家で簡単 茶葉の保存~

日 時  令和6年7月21日(日) 13:00~16:00
場 所  文化パルク城陽 第3会議室
参加者  30名

 今年も、お茶に興味のある方々が集まって、自由に交流ができる機会を持つことを目的として茶話会を企画しました。

日程は、講演と茶話会で構成しました。講演は、専門家からお茶を上手に保存するポイントについて話していただきました。茶話会は、5種類の異なる保存方法のお茶を淹れ、飲み比べをした後、交流会を持ちました。お茶とお菓子を囲んで、飲み比べたお茶の感想や日頃のお茶への思いを意見交換していただきました。飲み比べたお茶が想像以上に違っていたので、活発な交流がなされました。

 ■講演「開封後も美味しく飲める茶葉の低コストで簡単な保存法」

京都府茶業研究所主任研究員の竹村香里先生よりとてもわかりやすく説明していただきました。家庭で開封後も1か月間美味しくお茶が飲める簡易な保管技術の提案を目標とし、次の試験結果が報告されました。
試験1 茶葉の含水率、酸素、温度の変化が茶の品質に及ぼす影響を調査。
試験2 保管容器が茶の品質に及ぼす影響を調査。
試験結果から、保管時の3つのポイントが指摘されました。①酸化・吸湿の防止(脱気容器)、②温度変化の緩和(魔法瓶水筒)、③低温の維持(冷蔵庫)
参加者皆さん熱心に聞き入っておられ、質疑応答も活発に行なわれました。
■茶話会
5つのグループに分かれて、異なる保存方法のお茶を飲み比べました。
5種類のお茶は次の通りです。約1カ月Aを除き常温で保管しました。

A未開封(冷蔵保存) B茶袋の開封口を折り曲げて保管(常温) C茶缶に入れて保管(常温) D脱気容器に入れて保管(常温) E保温ポットの中に入れて保管(常温)

まず茶葉の外観を見て保存方法を予想します。次に同じ方法で淹れたお茶を飲んで、保存方法を予想します。皆さんの鑑定が終わったのを見計らって、司会の方から正解を発表しました。その後、グループで自己紹介と感想など出し合い、交流を始めました。

資料茶の鑑定は、外観の見分けが難しかったです。水色の違いは確認できましたが、保存方法を見分けるのは難しかったです。
交流は、和気あいあいと活発な意見交換ができました。「一番良い(未開封)のはわかったけど、あとは茶葉の外観にそれほど差はなくわからなかったがとても興味深い研修でした」「お茶の概評をもう少し詳しく教えて欲しかった」「日頃交流のない方とも話ができて良い機会でした」などの感想をいただきました。
今後も引き続き、お茶好きの方々が気軽に参加していただけるイベントを企画していきたいと思います。 

2024年7月2日火曜日

【活動報告】対面式宇治茶ムリエ講座(R6-6月)

宇治茶の郷づくり協議会(京都府山城広域振興局・京都府茶業会議所他)メールマガジン7月号(Vol.145)から以下、抜粋転載させていただきます。
京都府支部会員の皆様、いつも有難うございます。笑顔の素敵な講師として、引き続きおいしい宇治茶で癒しのひとときを、お伝えして下さいますよう宜しくお願い致します。(日本茶インストラクター協会京都府支部)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 2024年6月11日、18日に対面式の「宇治茶ムリエ講座」を宇治茶会館で開催しました。合計53人の参加があり、宇治茶の本格的なおいしい淹れ方や歴史、文化について学んでいただきました。
 大変好評でしたので、第2回の開催も予定しております!開催日程が決まりましたら、「京都やましろ・宇治茶の郷ホームページ」等でお知らせいたしますので、まだ「宇治茶ムリエ講座」を受けたことが無い方はぜひご参加ください♪
□ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/

2023年1月20日金曜日

【活動報告】研修会「手揉み製茶~京都方式の板ずりを学ぼう」

 「手揉み製茶研修会~京都方式の板ずりを学ぼう!」 報告書

n  主催: 日本茶インストラクター協会京都府支部
n  日時: 2023年1月15日(日)
n  場所: 宇治茶会館1階ピロティ
n  講師: 「京田辺市手揉み保存会」の皆様 (4名)
n  参加者: 申込参加者22名 
京都府支部においては、過去に平成24年・平成28年に手揉み製茶研修を実施してきた経緯がある。今回は、新型コロナウイルス感染拡大予防に留意し、参加者の皆様には事前の体温・体調チェックシート記入を依頼し、当日受付時には運営側による体温チェックも参加者全員を対象に実施した。研修中も常時マスク着用として、手指のアルコール消毒も随時実施していただいた。加えて衛生対策として、毛髪混入防止のヘアキャップの着用とエプロン着用にご協力いただいた。

手揉み製茶の製法は、1738年に宇治湯屋谷(京都府綴喜郡宇治田原町)の永谷宗円により考案され、従来の茶に比べ色・香り・味ともに優良だったため、全国に広まり、今日の宇治茶手揉み製法に発展した。日本茶の長い歴史の中で培われた、芸術的とも言える手揉み茶の形状と、洗練された手揉み製茶の技術は、機械製茶が一般的となった今日においても茶製造法の原点として保存され、各茶産地で受け継がれている。

研修会では「京田辺市手揉み保存会」様より講師をお招きし、宇治茶手揉み製茶技術(宇治茶製法)だけに見られる 「板ずり」と呼ばれる最終仕上げの工程(板を使って揉み、茶の形状を丸く細く伸ばし、色・香りを良くする)もご紹介いただきながら、実際に手揉み製茶を体験した。

宇治茶会館にあるホイロ(4台)をお借りし、冷凍茶芽(品種「ごこう」・2.5kg詰×4袋)は京都府茶業会議所にご準備いただいた。宇治茶会館ピロティには防風・防寒のため吊り下げ式の幕も事前に設置いただき、ホイロに必要なガス設備も完備されていたので、理想的な研修環境をご提供いただけた。

参加者を4グループに分けて、それぞれに講師に付いていただき研修を実施した。講師の皆様の熟練の技術を目の前で観察し、説明や補助もいただきながら自分自身の手と体全体を使い再現してみるといった経験は大変新鮮で、茶葉が揉まれて形を変えお茶に変化していく様子は、探求心を刺激され興味深く、美しく芸術的でもあった。また、手揉み製茶の繊細で複雑な技術を機械の動きとして翻訳し、今日の機械製茶を築き上げた先人に思いを馳せることもできた。製茶工場において葉打機→粗揉機→揉捻機→中揉機→精揉機といった製茶工程で見られる機械の動きが、見事に手を使い再現されているようにも感じたが、本来は逆で、手揉み製茶の技術を機械が再現しているという事実に改めて気づくことができた。また、茶の品質や外観を大きく左右し得る手揉み製茶技術の繊細さを知り、熟練の技の向こう側に拡がる奥深い世界も大いに垣間見ることができたのは、講師の皆様の懇切丁寧なご指導のおかげであった。6~7時間にわたる長丁場の手揉み製茶研修であったが、気力・体力の折れそうな時には講師の皆様に励まされ、たくさんお茶の話も聞かせていただき、参加者どうし交流も深めることができた。

茶切り(露切り)横まくり玉解き中上げ茶揃え(中もみ、もみきり)でんぐり(アイセイ)板ずり乾燥 と、テキストを一読しただけでは難解であった手揉み製茶工程も、研修会の後は手の動きとして記憶・理解することが、参加者それぞれに達成できたと思われる。

仕上がった手揉み茶は、講師の方に講評をいただいた後、参加者にお持ち帰りいただいた。時間の制約もあり、研修会場でそれぞれのホイロごとに飲み比べてみることは出来なかったが、テキストもお渡しし、参加者各自が自宅で手揉み製茶について確認・復習する機会を作ることはできた。

手揉み製茶研修会を通じて、講師の皆様に教わりながら、一般参加・日本茶インストラクターの枠を超えて同じ茶に向き合い体得できた経験や知識は、今後の様々な場面で活かされることと思います。

研修会開催にあたり、お力添えいただきました皆様、大変ありがとうございました。