2021年12月7日火曜日

【活動報告】硬い水?軟らかい水?お茶が際立つ硬さの話

日時 令和3年10月31日(日)13:30~15:30 場所 Zoom

§第一部 水についての講演会
講師 坂本曉夫氏 日本茶インストラクター協会大阪府支部長 農学博士
演題 硬い水?軟らかい水?お茶が際立つ“硬さ”の話
水を考える上での、陸羽の茶経の言葉の引用に始まり、世界の水の分布の理由・水の硬度の計算方法など、初めて知ることが多く、市販の水のペットボトルのラベルの見方なども紹介され、あまりにも当たり前にある水の存在を改めて考えさせられた。
最後に『水の硬度は「お茶の葉」と「水」との仲を取り持つトリックスター』と教えて頂き、第二部の実証実験へ繋いで頂いた。
※トリックスターとは『お茶の味を台無しにするか、美味しくするか』どちらにも、なる可能性がある。ということの意味のようでした。



§第二部 実証実験
玉露・煎茶・紅茶(和紅茶)、三種のお茶を硬度の異なる水(軟水は蒸留水、硬水はコントレックス・水道水は宇治市の水道水)で淹れ、その違いを検証。講師による講評を頂いた。三種のお茶は、ともに硬水(コントレックス)で淹れたお茶は甘味が強調され、水色も三種類のお茶と、三種類の水ですべて異なって浸出されとても興味深い実証実験が出来た。講師の先生から、世界で様々な水があるようにお茶も存在する。それぞれの地でお茶を美味しく飲めるよう、人が務めてきたのではとのお話を頂いた。


(写真上から、玉露、煎茶、紅茶 各左から 水道水、軟水、硬水)

実証実験へのコメント

ライブで人気投票実施
【まとめ】
当たり前に存在する水を考える貴重な機会と、テキストだけでしか知ることのなかった三種類の水による、お茶の浸出具合の差を知る貴重な研修会となった。
研修会の形は、初めてZoomのよるLive配信を試みた。
通信環境の違いで音声が途切れたり、参加者の見たい画面を見て頂けないこともあった。京都府以外からの参加者(遠くは北海道や海外から)がいらっしゃり、Zoomならではの、広範な参加者がおられ、今後の研修会の新しい形や課題を感じられた。

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