2022年9月3日土曜日

【活動報告】研修会「お茶の合組とは」

研修会 お茶の合組(ブレンド)とは
日時 令和4年8月21日(日) 
   13:30~16:30    
場所 全農京都宇治茶流通センター
講師 桑原秀樹氏 
    桑原善助商店 代表取締役
    日本茶AWARD 実行委員会委員長
プログラム
1.開会挨拶  仲井支部長
2.講演    演題『お茶の合組とは』
   ①「三つ合」「四つ合」理論
   ②二割理論
   ③古茶と熟成
   ④50年前の警鐘
3.休憩
4.検証~実際にブレンドしてみよう
 5種の煎茶と玉露を使い、5人1グループで検証
   ⅰ資料茶の説明及び内質審査
   ⅱ指定内容に合組
   ⅲ完成品の検証
5.講評
6.閉会

まとめ
普段なかなか伺えない「お茶の合組」について講演会と検証実習を行いました。
講演では、合組と混合の違いから始まり、合組の難しさや重要性をお話し頂きました。昨今の品評会は、形状重視である為、お茶は飲料であることを再認識し、内容本位の審査基準を定めなければいけないのでは、と仰っていました。周知の部分も有ったかもしれませんが、茶の卸値等の内部情報や裏話も聞くことができ、参加者の方々は大変興味深く聞き入っておられました。
検証実習での講師からの課題は、値段・品種や産地の異なる5種類の煎茶・玉露を指定価格に合組せよというものでした。先ずは、全種類の内質審査から開始して特徴を掴んだ後、合組を始めました。ただ、値段を合わせるだけでは内容が伴わないことが多く、色を重視して、かぶせ系を使用すると、滋味の部分で納得いかないものが出来る、、との意見など、参加者の方々は皆真剣に熱く合組に取り組まれていました。結果、タイムオーバーになり予定していたグループ毎の推奨茶飲み比べが実施できなくなってしまいました。

昨今このような状況下において、開催するか否か非常に悩みましたが、感染防止対策をきっちりと施して予定通り実施させて頂きました。定員30名の方にご参加いただき、大変有意義な時間になったと思います。講演や事業の中止が続いていたため、参加者からリアル開催に対して感謝の声をたくさん頂きました。講師の桑原氏も、二年振りに登壇出来て嬉しそうでした。リアル開催が出来て、良かったと感じました。
ご講演ご指導頂いた桑原秀樹様、遠方よりご参加いただいた参加者の皆様、会場設営でお世話になった全農京都様に感謝申し上げます。(仲井)






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