2023年3月8日水曜日

【活動報告】令和4年度事業「茶香服大会」

京都府支部主催の茶香服大会(宇治茶振興助成事業)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4年振りの開催となりました。「会員の部」と「来賓・一般の部」の二席58名にご参加いただき、感染防止対策としていつもと違う方法で実施しました。

参加者にはマイカップを持っていただき、煎じ手が出したお茶を、配手が急須で注いて回ります。マイカップは飲み残しを捨て、毎回ティッシュペーパーで綺麗に拭き取り、次のお茶が注がれるのを待ちます。また、事前の外観審査は会場内のテーブルにラップをかけて見てもらうことになり、良く見えない、触れない、香りも分からないという状況で大変申し訳なく思いました。代替策として5種5煎の1煎目は、「花鳥風月客」出順通りに出し、特徴を覚えて頂きました。マイカップは参加賞の朝顔型湯呑です、そしてマスク越しですので、五感をフルに使う競技であるにも関わらず、ハードルが高かった茶香服でした。皆様の御協力いただき開催出来たことに感謝致します。

成績如何にかかわらず、真剣に楽しく時間を共有出来たのではないかと思います。終了後には、低い温度でじっくり淹れた旨みたっぷりの宇治玉露と柚子ごおりの琥珀で暫し和んでいただくことも出来ました。
表彰式では、会員の部1位~3位、一般の部1位~3位の方に各々豪華賞品と副賞(公社京都府茶業会議所会頭賞等)が授与されました。

今回は宇治茶ムリエ認定者(京都府山城広域振興局)のご参加も多く、オンラインで宇治茶の歴史生産や淹れ方を学んで頂いた皆様に、実際にお茶の飲み分けをして頂くことができました。また、運営側の「配手」を会員から募り、実際に経験していただきながら、多大なるご協力頂きましたことお礼申し上げます。また来年お会いできることを楽しみにしています。

令和4年度事業の資料茶
「花」京田辺玉露、「鳥」にのくに玉露、「風」和束煎茶、「月」静岡煎茶、「客」鹿児島煎茶
令和4年度の参加者・運営スタッフ
合計73名(会員26名/一般・来賓32名/配手4/支部役員11)


大会終了後、ラップ無しの資料茶


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